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2006年01月19日
アスリートとアーティスト
「車椅子バスケットボールキャンプ in 札幌」で日本で初の車椅子バスケットボールキャンプが開催されたときの講師、カナダのナショナルチームのヘッドコーチであるマイケル・フログリー氏は、そのキャンプで禅の心得を思わせる言葉を投げかける。
彼が発した多くの印象深い言葉のなかのひとつに「バスケットボールの芸術(アート)」がある。
何事のスポーツでも競技に打ち込み、頂上を目指し、努力し、国内外で活躍する選手がいる。いわゆるアスリートである。
このなかでアスリートの枠を超え、天才とか芸術的と賞賛される選手がいる。それはプロにも数少ないスポーツ界の芸術家、いわゆるアーティストである。卓越した運動能力、センス、そして何より脳のイメージを体のあらゆる信号に送り込み表現でき、競技が楽しくて仕方がない選手とでも言うのか。とにかく特に違うものを感じる選手だ。
私も長い日本代表生活の中で多くの選手、アスリートを見てきた。特にナショナルチームの代表選手の多くはそれぞれに尊敬できるすばらしい選手たちだった。
そのなかで私がアーティストと感じる障害者スポーツ選手にであったのは2人。車椅子バスケットボールのカナダ代表パトリック・アンダーソンと車椅子マラソンのハインツ・フライだ。2人とも競技というよりはまさに芸術を感じてしまう。
しかし、去年、私のなかで一挙に2人のアーティストが加わることになった。しかもそれはジュニア世代。さらにそれはこの日本の選手である!2人は奇しくも同じ年、そして障害名は違えど同じ両足切断と先天性両足欠損である。障害者スポーツにとっぷり浸かっている人ならこれだけでわかると思うが、私は去年この2人の選手を久しぶりに見たときに、過去の記憶からマイクの言っていた「スポーツのアート」という言葉がフラッシュバックした。もちろんこの2選手は、出てきたときから只ならぬものを醸し出していたが(笑)そういう選手がとうとうこの日本で現われたんだと思いながら、ワクワクと胸が高鳴ったのを覚えている。
もうすぐトリノパラリンピック。雪上で極上のアートを描くに違いない。そして、あっという間に北京パラリンピックがやってくる。この2人の成長が楽しみで仕方がない日々を送っております。
みなさんのスポーツアーティストは誰ですか?
投稿者 letssports : 2006年01月19日 08:31